素手でも扱える 貝類除去剤・錆取り剤
貝類除去剤兼除錆剤兼短期防錆剤・塗装前下処理剤です。
貝類を取り除き、鉄板の場合は更に錆を取り除き、そして短期間の錆の発生を防ぎます。
また、錆以外の汚損を洗浄する効果もあります。
貝殻は殻本体は、炭酸カルシウムCaCO3の結晶とコンキオリンと呼ばれるタンパク質を主とする物質の複合体と、キチン質の殻皮から構成されています。
ZERO-KAIRIは、主に炭酸カルシウムに反応して、貝殻を溶かし、貝の肉をマヒさせます。それにより貝殻を除去します。
更に、錆即ち酸化鉄と反応し、鉄の表面に安定した燐酸化鉄の被膜を形成します。その被膜は、燐酸塩の働きで緻密になり、防錆性に優れます。
また、浸透性が強いため錆の中の水分を除去し短期間は発錆防止機能があります。そして、塗膜の密着性を高めます。
●発電所等の排水口に付着した貝類の除去
●船底に付着した貝類の除去
●養殖の魚網に付着した貝類の除去
●船底の塗装前の錆の除去
※除錆作業後、基材に塗装を施す場合は、ZERO-KAIRIを「拭き取る」か「水で洗い流して」から塗装作業を行ってください。
不燃性です。Phは、1で強酸ですが手に直接つけても皮膚を痛めません。
無機の正燐酸を主原料とするため、環境汚染の原因となる有機燐、その他の有害物質を一切含みません。化学反応による有害ガスも発生しません。
※但し、注意しなければならないのが、工場出口における排水の時に、Ph(Ph5〜9以内)にアルカリ中和(重曹もしくは消石灰を用いる)することです。
対象物質又は項目 | 基準値 | 定量限界値 | 当社製品 |
---|---|---|---|
カドミウム | 0.1 | 0.02 | 検出せず |
シアン | 1.0 | 0.1 | 検出せず |
有機リン | 1.0 | 0.01 | 検出せず |
鉛 | 1.0 | 0.5 | 検出せず |
六価クロム | 0.5 | 0.5 | 検出せず |
ヒ素 | 0.5 | 0.01 | 検出せず |
総水銀 | 0.005 | 0.005 | 検出せず |
アルキル水銀 | 検出されないこと | 検出せず | |
PCB | 0.003 | 検出せず |
環境項目 | 基準値 | 定量限界値 | 当社製品 |
---|---|---|---|
総クロム | 検出せず | ||
銅 | 検出せず | ||
亜鉛 | 検出せず | ||
錫 | 検出せず | ||
マンガン | 検出せず | ||
ヒ素 | 検出せず | ||
フェノール | 5.0 | 2.5 | 検出せず |
参考項目 | 基準値 | 定量限界値 | 当社製品 |
---|---|---|---|
アンチモン | 0.01 | 検出せず |
剥離している塗膜、メッキはワイヤーブラシ、チッピング等で除去してください。塩分、粉塵、油汚れ等はなるべく真水洗いして除いてください。
原液のまま使用してください。スプレイヤーまたは噴霧器に移しかえて使用してください。 貝殻の縁に沿って付きつけるとより効果的です。数分後スクレパー等でそぎ落としてください。
ZERO-KAIRIの液の入ったバケツに貝殻を入れるとブクブクと泡が出てきて貝殻を溶かします。 |
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殆どありませんが、ごく稀に既存の塗膜やメッキを変色させることもありますので、少量テストを行い、確認してから施工してください。
(これまでの強錆取り剤は、塗膜やメッキを破損させる物が大部分でした。)
防錆については、貝除去及び錆取り作業後、防錆効果がでてきます。
※但し、一時的な防錆効果ですので、防錆を行ったらなるべく速やかに防錆塗料を塗布してください。(屋外で2日間〜5日間以内が目安)
正燐酸を主成分とするPh1のマリンブルーの微臭の酸性液体です。
比重 | 1.3r(20℃) |
---|---|
沸点 | 105℃ |
凝固点 | -28℃ |
粘度 | 2.5cp(20℃) |
引火点 | なし(不燃性) |
炭酸カルシウム、酸化鉄とは大きく反応します。亜鉛、カドミウムとは反応し、アルミ、銅、錫とはわずかに反応します。 クロム、ステンレスには影響はありません。ゴム類、化学繊維、樹脂類等には反応しませんが、一部の樹脂、及び木綿毛織物等とは反応します。
10kg・18kgの二種類です。
(一社)木の総合文化・ウッドレガシー推進協議会会員 |